語呂合わせなど

暗記は、テキストの文脈の中で制度主旨の理解とともにすることが理想ですが、どうしても、機械的に覚えなくてはいけないことも、たくさんあります。


8年間勉強を継続していても、記憶がどんどん定着していくものばかりではなく、数週間を空けただけで、みるみる抜け落ちていくものも多いです。(加齢によるものもあると思います。。)


よって、語呂合わせで補強したり、試験日にピークを合わせるために直前1か月くらいで入れ直すことが、必要でした。


8年間の実際の試験と勉強の中で、印象に残っている項目を紹介します。


・持分会社の定款の絶対的記載事項
・合名会社の登記事項
・合資会社の登記事項
・合同会社の登記事項
→ これがしっかり頭に入っていさえすれば、解ける問題は結構出ます。語呂合わせを作るのはなかなか大変なので、直前に無理やり頭に入れ直すパターンでした。
今年の午後35問は、「一般社団法人の定款の絶対的記載事項」を覚えていればできる問題でしたが、さすがにカバーできていませんでした。定款とか登記事項は、基本中の基本なので、試験委員の方が好むのでしょうね。


・特別受益ー相続分計算の際、相続財産にプラス  ー裁判で定めるものではない
・寄与分 -相続分計算の際、相続財産からマイナス-裁判の対象となる
→ 「清原選手、裁判沙汰を起こし、マイナスイメージ」と語呂合わせしました。(清原選手、ごめんなさい)特別受益はその逆でOKです。


以下は、小ネタです。


・有限会社と持分会社の清算人登記の際、定款の添付を要するのは、「法定清算人」と「定款で定める者」が清算人となる場合。
→ 「ホーテーヨウ」(意味なし)と呪文で覚えました。


・合併-全ての会社ができる
・株式交換-株式会社のみ、親会社は株式会社、合同会社
・株式移転-株式会社のみ
・会社分割-株式会社と合同会社のみ、承継・設立会社は全ての会社
→ 制度主旨の理解の中で覚えることなのでしょうが、直前に上記を即答できるようにしておくと、それだけで正誤判断できる肢が結構あった気がします。


・組織再編による設立登記で、取締役(代表取締役)の就任承諾書に係る印鑑証明書が不要なのは、「組織変更」と「新設合併」のみ。
→ 実試験で役立ったかは覚えていませんが、毎回覚えていました。


人によって、「試験によく出る気がするのに、どうしても頭に入りにくい」ことは様々だと思いますが、それを意識して、整理して、何とか覚えようとする、ことは有効だと思います。(私もそれを意識して、直前整理詰め込みをしたのは今年からです)


何となく覚えていること→自信を持って即答できることが、午前・午後ともに2~3問増えて、ようやく合格できたような気がしています。