試験についてまとめ(1)

今後のことで思いが一杯で、司法書士試験については、飲み会の時の思い出話以外には、振り返ることが無くなってきました。
このブログでもまとめとして振り返って、試験の話題は終わりにしようと思います。


8回目での合格であり、短期合格を成したわけではないのですが、


①予備校の受講経験、模試受験経験は全く無し。
 →テキスト、問題集は、毎年版が変わるたびに最新版を大量に購入しましたが。
  7回の経験は、何にも代えがたい「模試経験」ですが。


②勉強は、平日は通勤時間メインと休日にやる。


③実質的に使用した教材は下記のみ(最後の2年間は、本当にこれに絞りました)
 ・オートマ(民法、不登法、商法・商登法、民訴法)
 ・オートマプレミア(全科目)
 ・オートマ記述式(不登法、商登法)
 ・オートマ過去問(全科目)
 ・みるみるわかる不登法、商登法
 ・過去問集(過去5年分の竹下先生のものなど)
   → 自分が本番で経験した問題ばかりにはなりますが。
 ・デイリー六法、模範小六法


でも、合格できた、というところで皆さんの参考になれば、と思います。


(試験成績:再掲)
24年 午前足切 午後足切(詳細記録無し)
25年 午前足切 午後足切(詳細記録無し)
26年 午前足切 午後足切(詳細記録無し)
27年 午前25/30 午後23/24
28年 午前28/25 午後25/24 記18/30.5
29年 午前27/25 午後32/24 記15.5/34
30年 午前28/26 午後27/24 記43.5/37
31年 午前29/25 午後27/22 記45/32.5


記述式が採点されてからが勝負ということで、28年から基準点からの上乗せ点ベースで
書き直しますと、 
(基準点からの上乗せ点)
28年 午前9点 + 午後3点 +(記述ー12.5点)= -0.5点(必要23点)
29年 午前6点 + 午後24点  +(記述ー18.5点)= 12.5点(必要26点)
30年 午前6点 + 午後9点 + 記述6.5点 = 21.5点(必要25.5点)
31年 午前12点 + 午後15点 +記述12.5点 = 39.5点(必要23.5点)


考察しますと、
①例年、合格に必要な上乗せ点は24点(マークシート8問分)位。
上位合格した人に聞いても、記述式において、試験終了後、基準点突破はともかくとして、大幅な得点上乗せを確信できた人はほぼいないと言っていいと思います。
よって、マークシートだけで24点(8問分)を上積みできるのが望ましい。
(30年の15点の上乗せでは、やはり1~2問分足らずに不合格。)


②29年(30点)、31年(27点)でそれを達成。ただし、29年は記述式がボロボロで合計点でも全然足らなくなっている。
記述式はまず時間を確保し、とにかく破綻なく解答欄を埋めて、基準点の確保が何より大事。
30年以降はそれができている。(問題が30年から少し易しくなった気もしています。)


③28年から午前の部の私の実力はあまり変わっていない(少し悲しい)。
もしかしたら、31年で1問分くらいの実力アップはあったかもしれない。


④29年から午後(マークシート)の部の私の実力もあまり変わっていない(少し悲しい)。時間配分とかその時の集中力などの影響が大きい。もしかしたら、31年で1問分くらいの実力アップはあったかもしれない。


結論。
基準点+24点(8問分)の領域で、実力をさらにアップさせるのは本当に大変。
31年も30年に比べて、運が良かっただけなのか、1~2問分くらいは実力アップできたから合格できたのか結局分かりません。(その両方とは思いますが。。)