六法と老眼の話

行政書士試験の勉強の頃から、横組みアラビア数字の六法しか読む気にならないときがあって、(いまは絶版となった)「司法書士試験受験六法」を愛用していた時期がありました。
判例も分かり易く書いてあって、使いやすい六法だったので、絶版は残念です。
司法書士受験六法がなくなったとき、どうしようもなくなって、通常の縦書き漢数字の六法を使い始めました。


どうにも見にくいと思っていたのですが、あるときコンタクトレンズを外して、裸眼で読むと、すっきり読むことができることに気づきました。
どちらかというと、老眼の影響が大きかったのです。このとき初めて自分が老眼になる年齢になっていたことを思い知りました。


裸眼で勉強するか、100円ショップで購入した老眼鏡で、ずいぶん勉強がはかどるようになりました。(気づくまでの2年間?くらい、もったいなかったです)
それからは、本試験のための写真も眼鏡付きで撮影し、試験も老眼鏡でうけるようになりました。(本番の問題用紙の字はそれほど小さくはないのですが)


六法の話に戻りますが、いまでは、三省堂のデイリー六法を愛用中です。
判例は載っていませんが、条文に対してアクセスも早く、集中しやすいのと、例えば、


会社法第65条(創立総会の招集)
①第57条第1項の募集(設立時発行株式を引き受ける者の募集)をする場合には、発起人は、第58条1項第3号の期日又は同号の期間(設立時募集株式に関する払込期日又は期間)の末日の最も遅い日以後、遅滞なく、、、、、、


というように引用条文の記載内容が( )書きで書いてあり、特に会社法条文をスムーズに読むことができるためです。
(ただしデイリー六法には登記法関係の令や規則などが載っていないので、そこは模範小六法を併用しています。判例もしっかり載っています。)


以前は、会社法関連の法律を1冊にまとめてあり、横書き、かつ、上記の引用内容記載もあるものを別に購入していましたが、今はデイリー六法を一番気に入っています。