使用した教材(1)

10月15日の口述試験は、ほぼ過去問の繰り返し問題でしたので、LECさんの無料対策本を読んでいて良かったです。それにしても、普段読み書きしていることを実際に口述することは、なかなか大変ですね。
「仮登記できる権利をいくつか挙げて?」との問題(これも過去問のままです)に対し、
「抵当権、賃借権、地役権など」と回答し、「あと1つ挙げて」と言われ、「根抵当権」と口に出した瞬間、「それは抵当権といっしょだね」と言われ、頭が真っ白になって「浮かびません」と言ってしまいました。
結局、「地上権」というのを絞り出すのを、辛抱強く待って頂きました。。
(振り返ると、用益権ばかりになっていますね)



8回目での合格ということで、参考になる?とも思いますが、下記以外はやっていないことは事実なので、繰り返して精度を高めれば、合格できる内容と言えると思います。


1)テキスト → オートマ/オートマプレミア


言わずと知れた代表的テキスト。通勤電車の中での通読が中心でした。中心科目は、版を重ねながら延べ20回以上、マイナー科目も10回弱は通読したと思います。


過去のブログで、「オートマプレミアからオートマへ」と言いましたが、繰り返し何回も読むには、オートマプレミアのコンパクトさも捨てがたいです。


オートマプレミアの方が、記述の順序もオーソドックスなので、問題集から戻るときのテキストとしても参照しやすいです。(その意味で、オートマプレミアに項目索引があれば完璧なのにな、と思います)


勉強始めはオートマで、繰り返し読みはオートマプレミアがお薦めです。


2)問題集 → オートマ過去問


以前は「でるとこ」も併用していましたが、重なるものも多いので、今年はこれだけにしました。肢問問題と総合問題が載っています。


合格直前1~2年前になると、間違える問題がぐっと少なくなっていきますが、間違える問題は結構繰り返し間違えます。そのような問題は上記オートマプレミアに戻って、記載事項であれば、マーキングし、記載事項でなければ、テキストに書き込みをして、通読と合わせ身につけるようにします。


また、直前期には、テーマを持って、該当する項目を数回繰り返すのも有益でした。今年は直前に下記をやって、本番でも成果が出たように思います。


・民法の「譲渡担保」の肢問問題を全て→本番で肢の正誤の予測がし易くなります。
・民法の相続分計算の総合問題(放棄、寄与分、特別受益の処理方法)
・民法の抵当権競売の配当の総合問題(物上代位も絡めて)
・不登法の登記記録の読み取り問題(登記上の利害関係を有する第三者)の総合問題


長年受験生になると、上記のような問題は、何となくはできるようになるのですが、直前に練習することで、本番で「早く、確実に、自信を持って」できるようになります。その1~2問の積み重ねが合否を分けることを痛感させられてきました。


記述式対策などは次回にします。