間違った問題を振り返る

私は「短期合格のツボ」の実戦解答・解説が好きで、毎年購入し、実戦解答・解説の部分は切り離して保存しています。残念ながら、本を活かして、「短期合格」は達成できていませんが、来年こそは買わなくて済むようになりたい!!


この本の解説も参考にさせて頂いて、自分が正解できなかった問題において、ポイントとなった肢を振り返ってみます。


30年午前7(民法:物権的請求権)

Aの所有する甲土地の上にBが無権限で自己所有の乙建物を建てた後、乙建物につき、Bの妻であるCの承諾を得てC名義で所有権の保存登記がされたときは、Aは、Cに対し、甲土地の所有権に基づき、建物収去土地明け渡しを請求することができない。
→〇



Aが、Bとの間で、Aの所有する甲土地につき譲渡担保を設定し、所有権の移転登記がされた場合において、Cが甲土地上に無権限で乙建物を建てて甲土地を占有しているときは、AはCに対し、甲土地の所有権に基づき、建物収去土地明け渡しを請求することができない。
→✖


→ 本のリサーチ正答率58%
過去問既出とありますが、正確には身についていませんでした。
アは登記があるのを放置していた人の責任と同様に考えてしまった。
オは所有権はBに移っているのだから、Aは請求できない、と考えてしまった。


30年午前16(民法:詐害行為取消権)

被保全債権が発生し、かつ、その履行期が到来した後にされた行為でなければ、これについて詐害行為取消権を行使することはできない。
→✖


→ 本のリサーチ正答率62%
アを〇と判断してしまって、ドツボにはまりました。ウの〇が明らかなのに。。
アについては、債権が成立していれば履行期の到来までは不要でしたね。



30問午前17(民法:弁済)

弁済をすべき場所について別段の意思表示がないときは、特定物の引き渡しは、「引き渡すべき時に」その物が存在する場所において、しなければならない。
→ ✖


→ 正答率40%
基本条文!「頻出テーマでは条文も丁寧に読まないと、なかなか受かりません」とあります。その通りだなあ。


今日はここまでにします。