間違った問題を振り返る2

30年午前23(民法:相続人の不存在)
3.
相続人の捜索の公告期間内に相続人としての権利を主張する者がなかった場合において、その後に、相続財産に属する金銭債務の権利者があることが相続財産の管理人に知れたときは、相続財産の管理人は、その債権者に対し、弁済をしなければならない。
→✖


4.
相続財産全部の包括受遺者のあることが明らかである場合には、相続財産は成立しない。
→〇


本のリサーチ正答率47%
3.を〇にしてしまった。間違えても仕方ない問題とあり、そのように思いました。



30年午前25(刑法:自首)

Aは、Bを殺害した後に逃走した。警察は、捜査の結果Aがその犯人であることを把握したものの、Aの所在を全く把握することができなかった。Aは、犯行から10年経過後、反省悔悟し、警察に出頭して、自己の犯罪事実を自発的に申告した。この場合、Aには、
自首は成立しない。
→〇



Aは、生活保護費を詐取していたが、その後、区役所の担当職員Bに対し、生活後保護費を詐取していた事実を申告し、自らの処置を委ねた。この場合、Aには、自首が成立する。
→✖


本のリサーチ正答率48%
ウについては、「犯人が発覚していたことの一事をもって、自首が成立しない、ということはできない」というのを見た記憶があって、迷ってしまった。
「犯行から10年経過後」とあるので、常識的に判断したかったです。


エについては、刑法42条2項をうろ覚えで拡大解釈してしまった。


イの✖、オの✖など、もう少しはっきりとした肢で判断すればよかった。
これは正解できたなと思うので、少し悔しい。